バッテリー上がりを防ぐための適切な処置
冬の間や長期間の出張などでバイクに乗らない場合、最も起こりやすいトラブルがバッテリー上がりです。
バイクはキーをオフにしていても、時計やコンピューターのメモリーを維持するためにわずかな電力を消費し続けています。
加えてバッテリー自体の自然放電も進むため、数ヶ月放置するだけでエンジンがかからなくなってしまうことが少なくありません。
これを防ぐためには、バイクからバッテリーを取り外しておくのが一番確実な方法です。
取り外す際は、ショートなどのトラブルを防ぐために必ずマイナス端子から外し、次にプラス端子を外すという手順をしっかりと守ってください。
取り外したバッテリーは、直射日光の当たらない風通しの良い屋内で保管します。
また、外した状態でも少しずつ自然放電は進んでしまうため、1ヶ月から2ヶ月に一度は専用の充電器を使って補充電を行ってあげると、バッテリーの寿命をさらに長持ちさせることができます。
紫外線や雨風から愛車を守るカバーの選び方
屋外でバイクを保管する場合、雨や風、そして強烈な紫外線から車体を守るためのバイクカバーは必須のアイテムとなります。
長期間むき出しの状態で放置すると、外装の塗装が色あせたり、樹脂パーツがひび割れたり、金属パーツにサビが発生したりと、あっという間に劣化が進んでしまいます。
カバーを選ぶ際は、単に価格が安いもので済ませるのではなく、防水性や撥水性に加えて、内側の湿気を逃がす透湿性を備えた高品質なものを選ぶのがおすすめです。
厚手で丈夫な生地のカバーであれば、強風でバタついて車体に擦り傷がつくのを防ぐ効果もあります。
ただし、どんなに優れたカバーであっても、雨上がりなどは地面からの湿気がカバー内部にどうしてもこもってしまいます。湿気はサビの大きな原因となるため、よく晴れた湿度の低い日には定期的にカバーを外し、風通しを良くして車体をしっかりと乾燥させてあげるメンテナンスも忘れないようにしてください。
ガソリンやタイヤの劣化を最小限に抑える工夫
バッテリーや外装以外にも、長期間乗らないことで見えない部分の劣化が進んでしまう箇所があります。
まず気をつけたいのがガソリンタンク内のサビです。
タンク内に空気が多い状態だと、気温の変化による結露で水分が発生し、内側からサビてしまう恐れがあります。
これを防ぐためには、保管前にガソリンを口切れいっぱいまで満タンにしておくのが効果的です。長期間保管によるガソリン自体の劣化が心配な場合は、市販の燃料劣化防止剤をあらかじめ添加しておくとより安心できます。
また、タイヤの変形やヒビ割れといった劣化にも注意が必要です。
同じ位置で長期間車体の重みがかかり続けると、タイヤの接地面が平らに変形してしまうことがあります。
可能であればセンタースタンドやメンテナンススタンドを使用して、前後のタイヤを地面から浮かせておくのが理想的な保管状態です。
もしスタンドがない場合でも、タイヤの空気圧を規定値より少し高めに入れておき、定期的に車体を動かしてタイヤの接地位置を変えてあげるだけで、変形のリスクを大きく減らすことができます。
保管前には丁寧に洗車をして汚れを落とし、可動部への注油や金属部分への防錆スプレー塗布を行っておくことで、次に乗る時もスムーズかつ気持ちよく走り出すことができます。
