外出先でヘルメットを盗まれてしまったらどうする?
ツーリングなどの外出先でヘルメットを盗まれてしまった場合、バイクに乗ることはできません。
まずは警察に連絡して、盗難の事実を伝えましょう。
重要なポイントとして、警察がヘルメットの調達に協力してくれる場合もあります。
とくにツーリング中での盗難ともなると、バイクに乗れなければ移動もままならなくなるケースも多いため、警察官がパトカーでバイク用品店まで運んでくれるといった協力をしてくれることが多いのです。
外出先でヘルメットを盗まれてしまうと、途方にくれてしまい、焦ったあまりにノーヘルで運転して警察官に捕まってしまうといったことにならないためにも、早めに警察に連絡することが大事なのです。
もちろん、早めに捜査をはじめればはじめるほど犯人を見つけるチャンスも大きくなります。
運が良ければ、警察が来たのを知った犯人がヘルメットを置いて逃亡して発見できる、といった状況も起こり得るでしょう。
ヘルメットの盗難対策
じつはこうした外出先でのヘルメットの盗難例が増えています。
バイク店での防犯環境が強化されたことで店から盗み出すことが難しくなったため、標的をバイクを運転中のライダーに向ける人が増えているのです。
ライダーが油断しやすく、しかも盗み出してすぐに現場を離れれば見つかる可能性が非常に低くなる、盗む側にとってよい環境が整っていると言えます。
そうなると、盗難にあったらどうするかよりも、まず盗まれないための対策が重要になってきます。
基本的には3つの方法があり、1つ目はまず手元においておくこと、つまりつねに持ち歩くのです。
2つ目の方法として、人の目に触れない場所に置くこと、ちょっと面倒でもバイクから離れるときにはシート下の収納スペースにヘルメットを収納するクセをつけましょう。
これだけでも盗難のリスクをぐっと軽減することができるはずです。
3つ目の方法は、盗難犯がヘルメットを持ち出せないようにする方法です。
ヘルメットロックを使って、バイク本体とヘルメットをつないでしまえば盗まれる心配がなくなります。
ヘルメットの盗難はちょっとした隙をついて持ち去るケースがほとんどですから、わざわざヘルメットロックを壊してまで盗み出すリスクを犯すことはほとんどありません。
ただし、ヘルメットロックをあご紐にかけて本体に繋ぐ場合、あご紐の部分を切って持ち去ってしまうことがあるので要注意です。
金属パーツにかけてつなぐようにしましょう。
ちょっと手間をかけて盗難対策をすることで、盗まれるリスクを大きく下げることができます。
盗難犯につけいる隙を与えないよう、バイクで外出する際には注意したいところです。