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旧車にはどんな良さがあるの?

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旧車にはどんな良さがあるの?

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旧車の価格が高騰するバイク業界

基本的に機械に属する物は時代の変化とともに淘汰されることがあり、最新の物が常に求められてちょっとでも古くなったモデルは切り捨てられることもしばしばあります。お金に余裕がないからという理由で付いていくことが難しい人でも、余裕があるのなら新しい機械を手にいれたいと思うことでしょう。そんな状況とはちょっと異なる状況にあるのがバイク業界です。

バイクはいわゆる旧式と評されるようなバイクが減価償却を無視するかのように高額で取引されることも多く、中古車市場でも価格が一考に下がらずにむしろ高騰することすらあります。なぜこのような現象が発生しているのか、原因を深掘りすると色々と見えてくるものがあるのです。

旧車が人気の理由その1:バイクユーザーの層

旧車のバイクが圧倒的な人気がある理由は、今でもバイクを愛している人達の層がある年代に固まっているからです。バイクの購入者を年代別に見てみると40代から60代が圧倒的に多く若者は少ないといったデータが出ています。このバイク購入者の方々がバイクにはまった理由が旧車にカテゴリーされるバイクが新車として活躍していた時代を見てきた人達なのです。

特にその争いが顕著となっているのが1980年代でしょう。この時代の日本のバイクメーカーは世界でもトップクラスでありレースに参戦するメーカーも多くいました。こういった背景もありこのときに10代や20代だった人達がバイクの魅力にはまってバイクユーザーとなったのです。

実際にこれらのバイク人気に拍車をかけるかのように、バイクを主体にした漫画が数多く登場し、若者の心をつかんで離さなかったのも大きいでしょう。ちょっとした不良物の漫画でも格好いいバイクがたくさん登場したので、そこから好きになった人も多くいます。そんな人達がこぞって購入するのが旧車のバイクなので、値段がなかなか下がらないのです。

旧車が人気の理由その2:流通量が少ない

流通量が多い中古業界はそれだけ数多くの取引がされるようになるのでサイクルも速くなり、値段低下率も加速する傾向にあります。実際に自動車における中古業界はある程度乗り回されたファミリーカーが新車価格よりも圧倒的に安い価格で手に入ることもあるのです。

しかし、バイク業界はそこまで流通量が激しくないため自動車における中古業界とは異なり値段低下率も低めとなります。また、バイクは自動車と比べると趣味のアイテムとして扱っている人も多いため、骨董品のように愛でるために購入されるケースもあり、高騰することすらあるのです。

人気な旧車について

人気な旧車はやはり1980年代を中心に活躍していた旧車です。具体的にはホンダの『CB1100』や『CBX400F』、カワサキの『Z900RS』『Z400FX』、スズキの『GS400』や『GT380』などはとても人気があります。