Site Overlay

ツーリング計画の立て方

  1. >
  2. >
  3. ツーリング計画の立て方

ツーリング計画の立て方

NO-image

ツーリングで計画を立てることの重要性

ツーリングでは、走行距離、時間、ルートの選択がとても重要になってきます。
走行距離・時間が長くなればなるほど疲労も多くなりますし、休憩するための場所をルート上に確保しておく必要があるからです。
また、本人の経験やスキルに合わせた移動距離・時間に設定しないと、楽しみよりも辛さばかりを感じるツーリングになりかねません。

ツーリングでは、疲労による集中力の低下が事故の大きな原因になります。
快適に楽しくツーリングを楽しむためにも、「疲れない」「適度に休む」ことを前提にした計画が欠かせないのです。

ですから、ツーリングの計画ではまず目的地を設定し、そのうえで休憩や観光、食事スポットを途中に挟むルートを設定していくことになります。
その際、ツーリングのコンセプトを決めたうえでルートや立ち寄り先を決めるとより楽しくなるでしょう。
例えば「海沿いを走る」「富士山を見ながら走る」など、単にバイクを走らせる楽しみだけでなく、バイクで走る楽しみをさらにアップさせる付加価値を考えてみましょう。

初心者はまず100~200km圏内から計画してみよう

まずは移動距離と時間ですが、ツーリングの初心者なら日帰りを前提にし、片道100~200kmくらいの移動距離がもっともおすすめです。
往復なら400kmくらいになるわけですから、かなりの移動距離になりますし、バイクを走らせる楽しみを十分に味わうことができます。

注意したいのは、バイクの走行速度で移動距離を想定しないことです。
例えば「時速60kmで走行すれば片道100kmなんて2時間もかからないじゃないか。もっと距離を長くしてもいいんじゃないか?」といった考えは要注意です。
信号などで足止めを食う、途中で休憩や観光、食事を楽しむといった中断が入るため、走行速度ほど長い距離を進めないのです。

無理に移動距離ばかりを重視して、ひたすらバイクに乗り続けるようなツーリングにすると、途中で退屈したり疲れてつらいだけの結果になりかねません。
こうした点から考えても、一日で走行できるツーリングの距離は片道100~200kmくらいが妥当とされているのです。

立ち寄り場所は2~3箇所くらいにしておこう

この片道100~200km圏内のツーリングの場合、途中に立ち寄る場所は2~3箇所くらいが理想的とされています。
休憩、観光、食事いずれの目的でも1箇所に滞在する時間は少なくても1時間くらい必要ですから、3箇所立ち寄れば3時間以上は必要になります。
日帰りでのツーリングを考えると、これぐらいがもっとも適しているわけです。

観光地や絶景スポットなどいろいろなところに立ち寄りたい場合には、移動距離を少なめにするなど計画の段階で少し工夫してみましょう。
計画段階で立ち寄り場所を取捨選択したり、ルートを検討するのも楽しいものです。