夜ツーリングのメリットとは?
一般的な日中ではなく、夜にツーリングするメリットのひとつして「非現実感」が挙げられます。
もともとツーリングには、雄大な景色など日常生活から離れた空間に身を置くことによる高揚感が大きな魅力となっています。
夜ツーリングの場合、闇に包まれた夜だからこその独特な雰囲気、普段とは違う「別の一面」を垣間見る機会を得ることができます。
夜間に高速道路を走ったことがある方なら、こうした夜ならではの非現実感を味わったことがあるかもしれません。
夜ツーリングの場合はそれをより見慣れない景色のもとで、より長時間味わうことができるのです。
ちょっとゾクゾクするような高揚感を味わうこともできるでしょう。
また、夜景スポットを目的にツーリングを楽しむ方法もあります。
夕暮れ時など特定の時間でないと味わえないスポットとは違い、夜景スポットは景色を楽しめる時間がより長いですから、一度のツーリングでさまざまな夜景スポットを巡ることができるでしょう。
しかもよく知られた絶景スポットだけでなく、都心の街並みや街を見下ろせるちょっとした高台などあまり知られていない魅力的な夜景と出会う機会も得られます。
そんな機会に恵まれれば、その夜ツーリングがより特別な体験となるでしょう。
より現実的な視点から見ると、夜のほうが交通量が少なく走行しやすい面も見逃せません。
交通量が多い道路の場合、せっかくバイクを走らせる心地よさを味わえないどころがストレスを感じてしまいますし、なかなか進めずに予定がずれ込んでしまう恐れさえあります。
しかし夜間なら、そうしたリスクも滅多にありません。
夏場などは混雑していない道路を涼しさを味わいながらバイクを楽しめる、といったメリットもあるでしょう。
夜ツーリングにはどんなデメリットがある?
ではデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
夜景を楽しむのと正反対で、視界が開けないので絶景スポットを楽しめない点がまず挙げられます。
日中の景色の良さが知られているスポットを夜に訪れても、昼間ほどの興奮や満足は味わえないでしょう。
その分、「夜だからこそ映えるスポット」を見つけ出す工夫が求められます。
また営業時間が過ぎているために目的地が限られるのも大きなデメリットです。
観光スポットだけでなく、飲食店や遊興施設、さらにツーリング中になにか必要なものが出たときに買い物をする店舗も含まれます。
都心部なら24時間営業のコンビニを簡単に見つけることができますが、地方となるとなかなか難しくなります。
ほかには、周囲が暗いので運転に注意しなければならない、寒さ対策が必要になるといったデメリットも見逃せません。
ツーリングは安全性と快適性を確保した上で楽しむのが大前提で、そのためにもこうしたデメリットに注意しつつ、夜ツーリングならではの楽しみを味わえる計画を立てていきたいところです。