タンデムツーリングでは二人乗り用の運転をすること!
タンデムツーリングは一人で乗っているときとは異なり、二人乗り用の運転をする必要があります。
一人の時とは違ってカーブをする際の傾き加減や、ブレーキを踏むタイミングなども変わりますので、まずは二人乗りの運転に慣れる所から始めましょう。
タンデムツーリングを本格的にする前には、出来れば慣れている人の後ろに乗せてもらうのがおすすめです。
後ろに乗ることで乗車のコツや後ろの人の気持ちもわかりますので、自分が人を乗せたときに相手にも気を使いやすくなれます。
普段の一人乗りツーリングとは全く異なるということを、よく頭に入れておきましょう。
コミュニケーションを忘れずに
タンデムツーリングでは運転に夢中になるのではなく、相手の人とコミュニケーションを取りながら乗る事がポイントです。
乗っている人が疲れていないかどうか、何か不便を感じていないかどうかなどこまめに確認して、お互いに心地よくツーリング出来るようにしましょう。
特に普段バイクに乗り慣れていない人が後ろに乗る場合は、事前に注意して欲しいことを伝えておくことが大切です。
しっかり自分に密着して不必要な動きをしないことなども伝えておくと、事故を防げます。
バイクのことを全く知らない人が後ろに乗る場合、服装から注意してもらうこともはじめ、バイクが熱を帯びて熱くなりやすい部分も伝えておくと安心です。
服装はパンツスタイルで、防寒ができる服装、着脱できる服装を選んでもらうと長距離の際にも快適に過ごせるでしょう。
また途中会話をする際、ヘルメットがありますのでなかなか声が届きにくいのがタンデムツーリングの特徴です。
途中で何か用がある際には事前にジェスチャーを決めておくか、またはブルートゥースによるイヤホン電話を用意しておくと、何かあったときに会話ができます。
ブレーキはベストな状態にしておく
タンデムツーリングは一人の時に比べてブレーキの負担がかかりやすく、思いっきりブレーキをかけてやっと止まるような場面も珍しくありません。
ブレーキパッドの交換や掃除をしておくなど、ベストな状態にしてからタンデムツーリングに臨みましょう。
また、タンデムツーリングの際には余裕を持った運転をすることも忘れてはいけません。
ブレーキを早めに掛けることはもちろん、車間距離を充分にあけて無理のない運転を心がけます。
特に雨上がりの道路や下り道、急カーブなど危険な道の場合は、普段の倍スピードを緩めて走ってもちょうど良いくらいです。
普段と同じスピード、同じ感覚で運転をした結果、大事故に繋がるという場合もありますので、十分注意して乗り入れましょう。