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2大ヘルメットメーカーについても知っておこう

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2大ヘルメットメーカーについても知っておこう

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日本が誇るバイク用ヘルメットメーカー

日本が誇る自動車メーカーやバイクメーカーはいくつかありますが、実はバイカー達に必須となるヘルメットも日本が誇るメーカーが存在するのです。それが『ショウエイ(SHOEI)』と『アライ(Arai)』となります。今回はこの2つのメーカーについて、掘り下げて紹介していきます。

世界シェアを知ろう

どれだけ世界に影響を与えているのかを簡易的に知る指標としてわかりやすいのがシェア率です。シェア率が高ければ高いほど、世界有数のメーカーと言えます。参考にするランキングは安全性やデザイン性に優れており機能性も高い『プレミアムヘルメット』のシェア率になります。

このプレミアムヘルメットのシェア率は、世界ランキングにすると50%以上がショウエイで、30%がアライヘルメットになります。つまり、世界の8割以上が日本のヘルメットメーカーで牛耳っているのです。これが日本のお話になると立場が逆転して、アライヘルメットの方がシェア率は高くなりますが国内でもほとんどの人がアライヘルメットとショウエイのヘルメットを被っているのです。

ショウエイについて

ショウエイの正式名称は株式会社SHOEIで、東京都台東区に本社があるヘルメットメーカーです。歴史が始まったのは1959年3月17日に設立された昭栄化工株式会社でこの会社が前身となります。その後本田技研と密接な関係を築きながらヘルメット事業を続け、1980年代に世界一の生産数に到達したヘルメットメーカーに成長します。この頃には世界のトップライダーの多くが愛用するヘルメットとして有名だったのです。

しかし、1992年に資金繰りが悪化し会社更生法の適用を申請してしまいます。1998年に更生手続きが終了したことで再スタートとなりましたが、そのタイミングで社名を変更して株式会社SHOEIとなりました。ライダーや自動車ドライバーのヘルメット以外に航空機用のヘルメット製造も引き受けています。

アライについて

アライヘルメットは正式名称株式会社アライヘルメットで、埼玉県さいたま市に本社があるヘルメットメーカーです。1950年に設立したアライヘルメットは、元々1902年に創業された帽子屋が製造移行した会社なのです。1950年に株式会社新井廣武商店に改め、製造移行をした理由の1つに会社を創業した新井氏がオートバイのライダーだったことです。

そこからは乗用車用のヘルメット製造にシフトしましたが、そのタイミングでモータースポーツに脚光が浴びる世界に変質していったので時代の波に上手く乗ることに成功しメーカーの1つとなりました。1976年には新井廣武商店の子会社だったアライヘルメットが誕生しますが、そこから10年後の1986年にヘルメット事業を継承して今の形になります。