バイクの重量について、重いバイクのメリット・デメリット

バイクはサイズや排気量が大きければ大きいほど、重くなります。
当然といえば当然ですが、この重さが走行性や扱いやすさと密接に関わってくるだけに非常に重要なポイントともなっています。
しかも中古車の場合、もともとのバイクの本体重量だけでなくバイクの状態によっても重さが変わってくるので、注意が必要になってきます。

重いバイクのデメリットはやはり扱いにくくなること、転倒のなどのリスクが生じやすくなることです。
とくにエンジンを停止したときの取り回しが難しく、小回りが効きにくい点は日常の街乗りで不便を感じる部分です。
それに対して、乗り心地がよく、段差などの衝撃を重量で吸収することができるので安定した走行を維持できるのがメリットとなっています。
要するに、走行する状況によって重さがメリットになったりデメリットになったりするわけです。

走行中に重さを感じたら要注意？

もともとの本体重量の重さがもたらす走行時の状況に加えて、バイクの状態によって重く感じるケースも見られます。
例えば長い間乗っているバイクが以前よりも重く感じるようになった、あるいは教習所で乗ったのと同じバイクを中古車で購入したら、教習所で乗っていたときよりも重く感じるといったケースです。
こうした本体重量とは別のところで重さを感じるようになったら注意が必要で、もしかしたらバイクに問題が発生している可能性があります。

走行中に重さを感じたときのチェックポイントは？

まず、タイヤの空気をチェックしてみましょう。
自転車でも似たようなことが見られますが、タイヤの空気が減っていると走行時に重く感じるようになります。
とくにバイクの場合、走行中だけでなく押し引きをする際に重さを感じます。
バイクを押し引きしているときに「このバイク、こんなに重かったっけ？」と感じるようになったら、タイヤの空気圧をチェックしてみましょう。

それから、ブレーキの問題もあります。
ブレーキを引きずった状態、つまりブレーキをかけたまま走行している状態になっているために重く感じることもあるのです。
バイクに乗り始めたばかりの方にとっては「ブレーキをかけたまま走るなんてことがあるのか？」と不思議に思うかもしれませんが、ブレーキまわりのメンテナンスが十分にできていないとこの状態に陥ることもあるのです。
これは故障にもつながる危険な状態なので、重さが気になったらブレーキ周りをチェックし、必要に応じてバイク店に確認してもらいましょう。

そのほか、チェーンの長さが不適切で極端に緩んでいる、張っている状態でも重く感じることがあります。
中古でバイクを購入した際には、メンテナンスや状態の問題でバイクが重く感じることもあるため注意したいところです。