なんかオイルの臭いがする?
オイルは水と比べると色が付いていますが少量の漏れではその色で気がつくことは難しいです。しかし、オイルは独特な臭いがするのでその臭いからオイル漏れを察することがあるでしょう。臭い以外にも、雨が降っていないのにかかわらず地面が濡れているなどの変化から気がつくケースも存在します。今回はバイクにおけるオイル漏れについて、どんな部分で発生しやすいのか、そもそもの原因は何なのかを見ていきましょう。
オイル漏れが発生しやすい場所はどこ?
オイル漏れが発生しやすい場所は意外と多いです。具体的にはエンジンのヘッドカバーやシリンダーヘッドなどのつなぎ目・バルブの隙間・ピストンの隙間・オイルパン・オイルフィルターなどオイル漏れが発生する可能性があるポイントは多いのです。
他にもブレーキやクラッチからオイルが漏れるケースがあるので、まずはどこから漏れているのかを見極めることが重要になります。特に、エンジン回りやブレーキ回り、クラッチ回りでオイル漏れが発生していると大事故に繋がる可能性がありますので、すぐにでも修理依頼を出してください。
オイル漏れの原因は何?
オイル漏れが発生する原因は大きく分けて3つです。それはパーツのつけ忘れとパーツの劣化とパーツの変形になります。パーツのつけ忘れについてですが、これは実際に購入したバイクにオイルフィルターが付いていなくて焦ったといった情報が存在しているから原因として紹介しています。発生確率は少なめです。問題は他の2つとなります。
次はパーツの劣化についてですが、これはバイクを使い続ける限り避けられない問題となります。オイル漏れに焦点を絞るとシールやガスケット類が劣化することで発生する確率がアップしていきます。これらのパーツが劣化すると密閉することができなくなるので漏れてしまいます。高熱の環境に長時間晒されるパーツなので劣化を避けることはできません。
最後はパーツの変形ですが、新しいタイプのバイクなら転倒などの外部からの損傷で発生するトラブルがここに該当します。古いタイプのバイクだと転倒などのトラブル以外に使い続けることでパーツが歪むケースも存在するのです。実際に使い続けることで熱膨張によって最適なクリアランスからかけ離れた状態になりやすく、オイル漏れが生じます。
オイル漏れを発見したらどうすればいいのか
オイル漏れが発生したのなら、まずはオイル漏れがどこから発生しているのかを特定してください。そしてその漏れ具合から走行できるかどうかを判断しましょう。その後はオイル漏れが発生している部分のパーツ交換を行ってください。自分でそういった作業が出来ないという人はバイクショップに持ち込んで対応してもらったほうがいいです。メンテナンス後は試運転をして漏れるかどうかをチェックしましょう。