バイクの鍵がかからない!?
バイクトラブルの中でもシンプルですがとてつもなく凶悪でどうにもならないのが『そもそも鍵がかからない』トラブルです。バイクの鍵がかからないとはつまりエンジンがかからないことを意味しているので、人力以外では動かすことすら出来ません。バイクのキーシリンダーはエンジンをかける部分であり重要度の高いパーツですが、そもそも何故壊れてしまうのでしょうか。壊れてしまったらどうするのかも見ていきましょう。
そもそも壊れる原因は何?
バイクのキーシリンダーが壊れる原因はそこまで多くはありません。それは経年劣化による故障か内部に異物が購入してしまったことで発生する故障です。他にも事故などの何らかの衝撃が発生してしまったタイミングで壊れることも考えられますが、事故がないのならば経年劣化か異物混入ぐらいしか考えられないのです。
基本的にバイクに使われているあらゆるパーツは消耗品なので、使い続けたら劣化していつかは使い物にならなくなります。キーシリンダーも一緒で、使い続けることで摩耗して回転し難くなったり歪みが発生して鍵が入りにくくなるなどのトラブルが発生する可能性があります。特に、雨でバイクが濡れてしまったときに雨水がキーシリンダー内部に浸透してしまうとサビが発生する危険性が出るので動作不良が起きやすくなるのです。
壊れたかな?と思ったら
鍵の調子がちょっと悪い程度のトラブルならば、内部ピンの動きが悪くなっている可能性が高いので鍵穴用のパウダータイプの潤滑剤を用意して簡単な汚れ落としやメンテナンスを実施してください。これだけで今まで通りに潤滑に動作するようになります。
また、キーシリンダーではなく鍵の摩耗も考えられますのでキーシリンダーをいくらいじってもどうにもならないケースも存在します。一度調子が悪くなったのは壊れる予兆と考えて一度バイクショップに持ち込んで見てもらった方がいいでしょう。
異物が混入したことでエンジンがかからないのなら、細いピンなどを使って汚れをほじくり出すとエンジンが再び動かせるようになるケースも存在します。それでも完全に取り出すのは難しいので、エンジンがかかる内にバイクショップに持っていって交換してもらうか、自分でキーシリンダーを交換するといいでしょう。
キーシリンダー交換費用について
キーシリンダーの交換費用はキーシリンダーそのものがだいたい1万円程度するので、自力で交換するのならこの費用がかかります。バイクショップに持っていって交換してもらうのなら、作業工賃がかかりますので、先ほどのキーシリンダー費用にプラスして6,000円程度追加されると考えておくといいでしょう。