モデルチェンジの末誕生した、ヤマハのXS650 1970
初の4ストローク搭載車としてヤマハから登場したXS1。
バーティカルツインの650ccエンジンが搭載されており、コンパクトなヘッドのOHCと合わさることで、基板を作って来たタイプのマシンとして知られています。
そのパワーから、ライダーからも高い人気を誇っていたXS-1がモデルチェンジして誕生した結果が、ヤマハ、XS650 1970です。
1970年9月にXS1のマイナーチェンジモデルとして誕生し、セリア一二式フロントフォークを採用。
更なる高い性能を誇った事も有り、ライダー達から圧倒的な人気を集め、現在に至るまで、人気の車種とされているでしょう。
その人気から、マイナーチェンジ、モデルチェンジが幾度か繰り返され、ヤマハの中でも圧倒的人気を集める子音になる、大型車として知られています。
XS1~始めて行われたマイナーチェンジモデルで、タンクバッジのカラーリングチェンジ、スロットルワイヤーの取り出し角度調整など、細かい部分を微調整。
更に、エンジンの圧縮比を引き下げ、フロントフォークをインナースプリング方式へと変更した結果、走りがより一層安定し、パワフルになった事で知られています。
ルックス面も非常にユニーク
ヤマハのXS650 1970では、1960年代に発売されたマシンの雰囲気が漂っており、随所にルックスの良さがにじみ出ています。
まず、エンジンデザインですが、こちらは特にレトロな雰囲気のデザインを残しており、その人気から、1980年のXS650 スペシャルにまで採用される程となりました。
エンジン性能の安定性はもちろんですが、むき出しになったレトロな風味の、雰囲気の有るエンジンデザインは、レトロバイク好きにも溜らないと言えるでしょう。
またデザイン面はメーターにも言えます。
シンプルな二眼式メーターを採用しており、レトロな雰囲気とマッチしているメーターは、正にシンプルイズベスト。
余計な物をつけない事はもちろんですが、タコメーター部分に、ニュートラルとウィンカーインジケーターを入れる事で、より機能性も重視したスタイルになったと言えるでしょう。
左右に備え付けられたむき出しのマフラーも人気が高く、バットマフラート呼ばれる独特のマフラーデザインが決め手です。
TX650シリーズになるとデザインが変更されてしまうため、このむき出しフォルムを味わえるのは、このシリーズまでの限定タイプといえるでしょう。
このように、ヤマハシリーズの中でも、高い人気を誇るバイクモデルが、ヤマハ、XS650 1970です。
見た目と内面、共に高性能を見せつける、現代に至るまで愛され続けたスペシャルモデルとして知られています。